どうも、土曜はフルタがお送りするリレーブログです。

先週、最強の二人芝居プロジェクト『虎の館』が終わりました。あの場所に来て下さった方、改めてありがとうございました。虎の物語は始まったばかりです。
翌日から、来たるべき本公演の準備をしつつ、今月に上演されるスタンダップコメディーライブ『おはようインコさん その2』の稽古が始まりました。

さて、テーマである「2013年の岐阜公演メモリー」。

僕の故郷での公演でした。
自分が生まれ育った町で演劇をやるというのは、一つ目標にしていたところがありました。
人知れず、心に誓ったのは、二十歳の時。
成人式で地元に帰った時、帰りの新幹線の中で思った。
いつになるか分からないが、この町で演劇をやろう。
ビックになって戻って来て、盛大にやるのだ。
そういう青写真を描いた。
ま、二十歳くらいにありがちなことを考えていた。
あれから東京でそれなりにやって来たけど、誰もが知っているような演劇人にはなかなかなれやしない。
あー、うー、いつになるんだ…と思っていたところ、自分がこうなったらやるという決心がもうどうでもよくなってきた。要するに、その目標設定に飽きて来たんですね。

付き合ってらんねぇわ、目標に!

いつか〇〇になったら〇〇をやろう。
〇〇なんかを待ってることに飽きてしまった。
さっさとやりたいことをやろう。やりたいのだから。
そう思うようになったらラクになり、すぐに動き出して、公演が実現した。
早くやればよかったのだ。
よく分からないプライドは無用だった。

上演する作品に選んだのは60ミニッツvo.2「フルカラーの夏」。
作品の中味が東京と岐阜をオーバーラップさせるようなものにしたのは、メンバーが作品の中で生きられるように仕掛けたかったから。
東京と岐阜でやることに意味があるものにしたかったから。
そう考えて、あれが生まれた。

メンバーに僕の故郷を、美濃を楽しんでもらうことが必須だと思っていたので、とりあえず気に入ってもらえて良かったというのが本音。あの鰻も美味いしね。

今年は新作の本公演を持って岐阜へ行く。
あの町で二度目の上演を迎える。

会場となる「にわか茶屋」の場所がまた良い。
近郊の方も、美濃とフルタ丸を味わいに来てください。

持てる力を全て出し尽くして臨みます。


★劇団フルタ丸 第25回公演「タイトル未定」★

劇団員のみでお送りする本公演!
今年は東京と岐阜をまたにかけるツアー公演が決定!

作・演出:フルタジュン

出演:宮内勇輝/真帆/篠原友紀/工藤優太/清水洋介/フルタジュン

【東京公演】5月25日(水)~29日(日)@下北沢「劇」小劇場
【岐阜公演】6月10日(金)~12日(日)@美濃にわか茶屋

公演詳細は決まり次第UP

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