サタデーナイト、いかがお過ごしでしょうか。
稽古も終盤戦に入って来た。
フルタです。

稽古のことは明日のブログに書くとして、今週のテーマ。

「家族ものについて」

おそらく劇作家の中でも、僕は家族をテーマに描いてきたことが極端に少ないタイプだろう。
劇団の公演、外部での公演。
全部で、もう50本近く書いている気がするけど、二つしかない。

「匿名家族」
「僕は父のプロポーズの言葉を知らない」

フルタ丸でやった、この二つだけだ。
正直、向き合うことを避けて来たから少ない。
けど、作るべきタイミングが来てしまったと思った。
逃げてばかりはいられない。
こうして二作品書いた。

どちらの作品にも共通点がある。

息子と父親。

それがテーマであった。書いても書いても、答えが出ない。
僕にとってはおそらく今後も向き合い続けるテーマだろうと思う。

二作品を上演した時、どちらの作品にも手ごたえを感じていた。
これまで劇団にとって得意なモチーフなどは限定して来なかったけど、
次に家族ものをやるタイミングが来たら、
この手ごたえを確かめたいとずっと思っていた。

今回の「寂しい時だけでいいから」は、
今までの家族ものとは様相が少し異なっている。

変化球でもあり、直球でもある。
厄介な球だ。
なんとかして魔球のようなストライクボールを投げたい。

しっかり投げ切れるかどうか。

乞うご期待。

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劇団フルタ丸 2018年本公演
『寂しい時だけでいいから』

日程:5月30日(水)~6月3日(日)
会場:浅草九劇

チケットのご予約は⇒コチラから

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