こんにちわです。
篠原です。

ふと、春先に、お庭にお花の種を蒔いたのです。
随分前にいただいたお花の種だったので、芽は出ないかなぁと思って、でも、蒔いたのです。
出ないかなぁと思っていた芽は、暖かくなって来た頃に、ぐぐぐぐぐっと土から顔を出してくれました。
嬉しくて、毎朝お水をあげました。
暑い日には、土がかぴかぴになる前に、何度がお水をあげました。
すると、なんと。
なんと、今週初めに、綺麗な黄色いお花が咲いたのです。
長い時間眠っていた種は、黄色いお花として、ここに咲いてくれました。
お花の名前はキンレイカというそうです。
よく咲いてくれたなぁと、ありがとうと思いました。

今週は、下北沢で舞台を観れる機会がありました。
お稽古期間中のたまたま空いていた時間に観に行けたのです。

舞台が始まる直前。
音楽のボリュームがどんどん大きくなっていって、その後に真っ暗になった瞬間。

明るくなったら何が見えるのかを思うとわくわくして、心臓のどきどき速度は速くなり、落ち着かなくなりました。

明るくなると、そこからは、もう楽しい時間が止まらずに流れて、ニコニコしている間に舞台は終わってしまいました。

舞台って、なんて面白いんだろうって、いまさらながらに思って、ぶるぶる心が震えて、その気持ちが今でも続いています。

真っ暗が明るくなった瞬間に、観客席にいる私たちは、お話の世界へ一気にワープしていました。
そこからは、ワープした先の世界の出来事をただただ楽しく見せてもらえるのです。

上からの様子も下からの様子もなく。
面白いもの作りました、これ観てくださいという気持ちを、ずっしりとただ受け取れる舞台を観た後の感激は、長く長く心に残るんだなぁと思いました。

「ノーマークだった6人」のお稽古もあと数回になりました。
心地よいワープをしていただけるように。
本番までの時間を過ごします。

わたしも黄色い花を咲かせたいです。

篠原 友紀

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