こんにちはです。

この間、一番下の妹から、姉妹LINEに「女子会したいっ!」という浮ついたメッセージが届き、思わず吹き出しました。

なかなか予定が合わなくて、まだまだ当分会えそうにないのですが、母の日と合わせて会える日をとてつもなく楽しみにしている今日頃ごろな篠原です(そもそも女子会ってなんだっ笑。)。

さて、今回の劇団フルタ丸リレーブログのテーマは「家族ものについて」ですね。

みんなも書いていますが、フルタ丸では3つの家族がテーマになっているお話があります。

過去2つの公演について振り返ってみますです。

まずは「匿名家族」。

故郷を離れてみたかった。

ひとりでなんでもできると思ってた。

ひとりでだってこんなにすごいことが出来るんだってことを、家族に見せたかった。

だから、何かを成し遂げるまで、故郷に帰りたくなかった。

悔しいから家族には頼りたくなかった。

まだ帰らない、まだ帰れない。

故郷があるということは、ある人にとっては強い心の支えになるけれど、ある人にとってはやりきれないむなしさのあるものなんだろうなぁと涙したことを覚えています。

家族というつながりは、切っても切れないものなのだなぁと思った作品です。

続きまして「僕は父のプロポーズの言葉を知らない」。

大人になり、未来への夢や憧れを持って、広い世界を自分の足で歩くようになって。

そして自分が見つけた大切な人と、家族を作ることを始める。

ただ真っ直ぐに、一緒に居たいですと気持ちを伝える光景は、今でも、眩しく、きらきらと目に焼き付いたままです。

怖くても動かなくちゃ欲しいものは手に入らないし、夢を叶える物語は何も始まらない。

当たり前なんだけど、始めた人から始まるんだよなぁと、改めて思わせてくれた作品です。

そしてそして、今年、劇団フルタ丸が作っている家族もの、な作品について。

「寂し時だけでいいから」。

夢は叶わないんだってことに気づいてしまって、傷ついてしまって、もうこれ以上傷つきたくないから、全力で夢を見ることをやめた。

夢を見ない為に、思考停止ボタンを押して

、夢見るような事は考えないようになった。

そうやって、夢なんてものは、自分とは遠いものにしていた。

自分には、絶対に叶えられないもの、絶対に手に入らないもの。

欲しても手に入らなくて絶望しかなくなって、悲しく涙するならば、もう考えるのをやめようと決めた時から、生きている世界の色はくすんでくる。

自分が話題に上がりたくないから、自分が中心になるような話はしないし、隠している本当の気持ちを見透かされなくないから、人とは目は合わせないようにする。

そうやって暮らしている時に、ふいに、スコーンと、夢に見ていた風景がやって来たら。

。。。私だったらどうするかなぁ。

自分で自分を無理やり小さくしている人がいるとしたら。

小さくしないで、そのまんまで、いや、もっと大きくなってくださいと、声には出さずに、願うような気持ちで見守るような、そんなお話だと私は思っています。

劇場で、ぜひ、劇場でご覧になってくださいです。

よろしくお願いしますです。

ひとりだけど、ひとりじゃないよと、近くにいるのが劇団フルタ丸であるといいなぁと思っている、劇団フルタ丸リレーブログの金曜日担当篠原 友紀でした。

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劇団フルタ丸 2018年本公演
『寂しい時だけでいいから』

日程:5月30日(水)~6月3日(日)
会場:浅草九劇

チケットのご予約は⇒コチラから

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