こんばんわです。
劇団フルタ丸リレーブログ金曜日担当のしのはらです。
今週のフルタ丸リレーブログのテーマは「卒業のメモリー」なんです。
もういきなり、始めてしまいます。
いきなりです。
というのも、わたし、今週のリレーブログのテーマについていろいろ考えてみたのですが、なかなかメモリーが浮かんでこず。ずずず。
なので、ここに書き込みながら、卒業についてのメモリーを呼び起こしてみようと思うのです。
篠原が1番初めに卒業というものを体験したのは、きっと、保育園の卒園式だと思います。
保育園の先生達と会えなくなることが悲し過ぎで、卒園式の後半は園児の中で1人だけ号泣していた事を良く覚えています。
とにかく悲しかったんだなぁ。
園長先生と副園長先生がとても好きでした。
卒園式の記念にいただいた写真の中の一枚には、体育館の花道を泣きながら歩いている篠原の肩にに手をかけてくれている副園長先生の優しい笑顔も収められています。
小学校に行くのを毎日楽しみに、小学校入学式までの殆どの夜はお布団に入ってお兄ちゃんに小学校がどんなところか、詳しく詳しく、たくさんたくさん聞かせてもらっていた程なのに。
保育園の先生がとても好きだったので、とにかくとにかく悲しかったんですね。
本当に先生、大好きだったなぁ。
その次に思い出したのは、下の妹の小学校の卒業式に行った時の事です。
妹とは18歳離れているので、私は大分大人な立場で参加させてもらいました。
私はビデオ撮影係です。
家族でビデオカメラを2台駆使し妹をとらえていたので、私は妹の表情をメインに追うことにしました。
初めの方は、卒業式のお洋服良く似合ってるなぁとか、やっぱりかわいいなぁとか思いながら妹を追っていたのですが。
後半になるにつれ、状況が変わってきました。
あの、あれです。
1人が一文を話した後に、締めの部分をみんなで合せて話す、あれです。
例えば
1人→「みんなで力を合せて取り組んだ」
みんなで→「学芸会」
みたいなやつです。
この思い出について語らうコーナーに差し掛かったあたりから状況が変わって来るんです。
妹の通っていた小学校は児童数がとても少なく、6年生は10人程度の人数しかいません。
なのでみんなの表情がとても良く見えるのです。
見えるのです。
見えるので見ていると、なんと、6年生のみんなの目がうるうるし出しており、もちろんに、妹の目もうるうるして来ているのです。
今にも涙がこぼれ落ちそうです。
私もすでに涙がこぼれ落ちそうです(なんでだっ笑)。
ここからまたさらにさらにです。
そのみんなの思い出を話す催しが終わった後に、6年生だけの合唱で「believe」という歌を歌い始めました。
「例えば君が傷ついて、くじけそうになった時は、必ず僕がそばにいて〜」と始まります。
。。この「そばにいて〜」の高い音になった時のみんなの声が最高にきれいでした。
完全に涙がこぼれている妹の表情をアップにして、じーっと撮影しました。
まだあどけない表情をした妹が、大好きな小学校を卒業するという、きっと彼女が初めて体験しているであろう、卒業という悲しいものに、必死で立ち向かっているような。
悲しいからもうやだぁーじゃなくて、悲しいけど受け入れるのような、強い意思を感じる取れる表情。
あんなにアップで1人の人を撮り続けたのは、カメラマンではない篠原には初めての事でした。
あの時の表情が、弱々しいのに、なぜか凛としてたのが、初めてと必死に戦っているみたいな表情だったのが、とても印象に残っています。
あと一つあるのは、私の中学校の卒業付近の思い出です。
卒業を控えたある日、放課後だったかなぁ?、うん、確か放課後ですね。
何かの用があって学校に残っていて、何かの用があって、上の階にある自分の教室に向かっていた時。
たまたま1人で階段を駆け上がっていたら、とても好きだった男の子が階段をこれもたまたま1人で降りて来たのです。
学校で話をする事なんて殆どのなかった2人だったので、普段だったら会釈位で通り過ぎるところ。
なんとあちらから「高校一緒になったね」みたいな事を言われたんです。
篠原「??????!!!!!!(わぁわぁわぁわぁっ!!!)」です。
「うん!」みたいな事をやっと言って。
「じゃあね」って階段を降りて行く彼。
「ばいばい」みたいなことを言って、思いっきり走って階段を駆け上がっていく篠原。
わぁぉぁぁーーー!!
大変嬉しく嬉しく嬉しく。
その時に、彼と話が出来た事で、私の恋は(なぜか)清算された事になり、すっきりと中学校の卒業を迎えた事を覚えています。
なんだったんだろう。
あの時の最高のシチュエーションは。
。。。で、今、あの、ふと思ったのですが、篠原、卒業メモリー結構あったぞ。。案ずるなかれだったな。
始まったら終わるんだよっていう事を、しっかりと教えてくれるのが、卒業式のいいところだなぁと、ここまで書いてみて、卒業式の素敵箇所を発見しました。
ヨーイドンとスタートを切った瞬間から、何かしらの終わりに向けてあとは進むだけなんだもんなぁ、と思います。
現世の篠原は、もうスタートを切っている事と、これからスタートを切る事とがごちゃ混ぜになった状態です。
いやだなぁと思う事もあったりしますが、基本的には、ぐいぐい進んでいく事や、じりじりやって来ている事と、楽しみながら生活出来ていると思います。
始まっている事の中身をさらに豊かに実らせる事ができるように。
これからやって来る事には、ぺしゃんと潰されてしまわないように、体力をつけて立ち向えるように。
いらないものはぽーんと手放して、身軽に激しく生きていきたいものですな。
ふふふ。
★劇団フルタ丸 第25回公演「タイトル未定」★
劇団員のみでお送りする本公演!
今年は東京と岐阜をまたにかけるツアー公演が決定!
作・演出:フルタジュン
出演:宮内勇輝/真帆/篠原友紀/工藤優太/清水洋介/フルタジュン
【東京公演】5月25日(水)~29日(日)@下北沢「劇」小劇場
【岐阜公演】6月10日(金)~12日(日)@美濃にわか茶屋
公演詳細は決まり次第UP
そうか…
卒業するって、悲しい別れだけじゃなくて。
新しく前に踏み出すために、悲しみを乗り越える事なんだな…
卒業式は、「さよなら」じゃくて、「またね」なんだな。と。
実はフルタ丸さんの本公演を観る時、いつも感じてるモノなんですけどね。
終わるたびに「卒業」を迎えてる感じです。
全員で思い出をコールするやつ、ものすごく練習させられたのを思い出しました。
「定番じゃん、なんでこんなんやるんだろ?」とか思ってても、実際その時になると、自分の声と皆の声が重なるのを感じて、なんか感動するんですよね。
社会人になって、そんな機会はほとんどないから、今思えば、学生の特権だったなぁ~
しのはらさんに声をかけたその子も、きっと、すごく勇気を振り絞ったんでしょうね。
心の奥から嬉しい気持ちがわき出てくる感じ、わかります!
しのはらさん、卒業のメモリー、私よりたくさんいいの持ってるじゃないですか(笑)
篠原ちゃん、更新お疲れさまです。
篠原ちゃんの卒業のメモリー、ご自分のものも大好きな妹さんのものもとってもとっても素敵♪
確かに卒業式って、学生の特権ですね。会社に入ったら、一応定年という卒業はあるけれど、皆で一緒にという訳ではないし、歌うわけでもないし。そう考えると、卒業式だけではなく、学生時代の様々な行事をもっとひとつひとつ大切にすれば良かったなぁなんて思います。多分、通り過ぎた今だからこそ、感じるのでしょけど。
もちろん、大人になった今も、今しか出来ないこと、今だから出逢えた人を大切にしていこうと思います!!
ところで、篠原ちゃんとその男子学生はその後どうなったのでしょうか!?気になります…。
なんでしたっけ?あれ。。。
「呼びかけ」??なんかしっくりこない。。
私はあれがとても好きでした!!
多分小学生の時しかやってないのだけど、それこそぜんぜん話した事もない人もいるのに、大人数で息を合わせてコールアンドレスポンス。
あれは集団生活の集大成なんじゃないかと思ってしまいます。
懐かしいなぁ。。。
なんで保育園の先生ってあんなに優しかったんでしょうねぇ、、私も園長先生と担当の先生が大好きで卒園後も遊びに行ったりしてました♪
しのはらさんのお陰でステキな幼少期の記憶がわんさか掘り起こされました(*^^*)感謝感謝♪
学生恋愛、、、羨ましいなぁ。。
読ませていただいていて、とても甘酸っぱくキュンっといましました(´Д` *)
私もそういうの欲しかったなぁ。。
きっと彼もしのはらさんの事が気になっていたのかもしれませんねぇ(((o(*゚▽゚*)o)))
「終わらせないとスタートしない」この言葉は私が今必要な言葉な気がします!!
ありがとうございます!!!
しのはらちゃん、保育園の頃からのはなし、読みながらしのはらちゃんが見えて来る気がしました。
妹さんの卒業式も、撮影の手がふるえたことでしょうね。
高校の時の大好きな男の子とのこと、それ、生涯わすれませんね。
どれも素敵な卒業メモリーでした。
ところで、何かしらスタートを切ったときから終わりに向かって進むと言うのは、考えてみるとスタンスの長い短いはあるけど、その通りですね。だから、後悔しない一歩一歩が大事なんだと改めて思いました。
さて、現世のしのはらちゃんは、とても前向きな稟とした姿です。
これからも応援させて頂きます!!