劇団フルタ丸「虎の館」

作・演出:フルタジュン
出演:山田伊久磨、清水洋介

虎の館への招待状

衝動でプロジェクト名に「最強」と付けてしまったことを後悔している。
稽古が進めば進むほど、十字架のように突き付けられて、どんどん気が滅入った。
稽古場には僕と役者の二人。3人だけの稽古行脚。
夏の暑い日、わけもなく明け方まで稽古をしたことがあった。
午前3時、フラフラになりながらも覚えたはずのセリフが出てこない。
その状況に僕はイライラしながらも、稽古の意味について考えたりもした。
この作品には、こういった稽古こそ意義があるような気がしたからだ。
セリフは出て来なかった。けど、何かが出て来た。単なる精神論かもしれない。
これを書いている今、稽古はまだ続いている。
作品が仕上ってから上演しようと思っていたら、
最終的な仕上がりを見せる前に、役者の二人がぶっつぶれそうになった。
当初こんなことになるとは思っていなくて、もっとドッシリ構えていたはずだ。
相当に追い込まれている。僕も役者の二人も。
このプロジェクトそのものが失敗だったのか、もしくは一矢報いるのか。
しかし、現時点でこれだけは言える。
こういう演劇が創りたくて、ここまでやって来た。

フルタジュン

虎の館への招待状

衝動でプロジェクト名に「最強」と付けてしまったことを後悔している。
稽古が進めば進むほど、十字架のように突き付けられて、どんどん気が滅入った。
稽古場には僕と役者の二人。3人だけの稽古行脚。
夏の暑い日、わけもなく明け方まで稽古をしたことがあった。
午前3時、フラフラになりながらも覚えたはずのセリフが出てこない。
その状況に僕はイライラしながらも、稽古の意味について考えたりもした。
この作品には、こういった稽古こそ意義があるような気がしたからだ。
セリフは出て来なかった。けど、何かが出て来た。単なる精神論かもしれない。
これを書いている今、稽古はまだ続いている。
作品が仕上ってから上演しようと思っていたら、
最終的な仕上がりを見せる前に、役者の二人がぶっつぶれそうになった。
当初こんなことになるとは思っていなくて、もっとドッシリ構えていたはずだ。
相当に追い込まれている。僕も役者の二人も。
このプロジェクトそのものが失敗だったのか、もしくは一矢報いるのか。
しかし、現時点でこれだけは言える。
こういう演劇が創りたくて、ここまでやって来た。

フルタジュン

公演日時
2016年2月27日(土)・28日(日)
27日(土)14:00/17:00
28日(日)13:00/16:00

(受付開始は開演の40分前・開場は開演の30分前)

会場
都内某所。ご予約頂いたお客様にのみご連絡致します。

チケットお取り扱い
≪料金≫
2,500円 ※完全予約制・日時指定・全席自由

ご予約・お問い合わせ
●電話予約 080-4898-2002(フルタ丸)
●メール予約 info@enpitsuinc.com
●チケット予約フォーム
http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=11f25b5c39

チケット予約の際には、「日時・枚数・お名前・電話番号」をお伝え下さい。
こちらからの確認をもって予約完了となります。

音響:水野裕
舞台美術:泉真
写真:木村健太郎
撮影:株式会社アンダンテ
演出助手:寺山義教
協力:ハイレグタワー
企画・製作:劇団フルタ丸

山田伊久磨

山田伊久磨

92 年の旗揚げから02 年の解散まで「HIGHLEG JESUS」の中心的存在として活躍。
解散後は、コントから現代口語演劇までタイプの異なる芝居に数多く出演。
近年では、最先端アート演劇とも言える「庭劇団ペニノ」にレギュラー的に出演し、北米やヨーロッパなど海外公演も多数。

劇団フルタ丸「虎の館」

清水洋介

「SPACE NOID」のメンバーとして活動後、「劇団フルタ丸」に加入。四角い顔とパンチ力のある演技に定評があり、様々なプロデュース公演にも出演多数。近年は、コント作家として活動したり、イラスト描いたり、映像作品にも出演

劇団フルタ丸「虎の館」

フルタジュン

劇団フルタ丸代表。脚本家、演出家。岐阜県美濃市出身。
二十歳の時、舞台『笑の大学』のビデオテープを借りて見た。ダビングしまくったやつで所々よく見えなかったけど、あれを見たせいで演劇を始めてしまった。
15年が経ち、ようやく二人芝居をやる。感謝しています。