作・演出:フルタジュン
演じるという脅威。
監視下に置かれた小さなタウン。
引退した俳優や女優がひっそりと暮らしている。
彼らは安定した生活を手に入れた。
「二度と演じません」という約束と引き換えに。
このタウンで革命が起きる。
フルタジュン
演じるという脅威。
監視下に置かれた小さなタウン。
引退した俳優や女優がひっそりと暮らしている。
彼らは安定した生活を手に入れた。
「二度と演じません」という約束と引き換えに。
このタウンで革命が起きる。
フルタジュン
公演日時:
2012年8月31日(土)~9月9日(日)
劇場:
「劇」小劇場
作・演出
フルタジュン
CAST
宮内勇輝
真帆
篠原友紀
工藤優太
清水洋介
加藤玲子
永井佑昌
大勝かおり
山田由梨
政木ゆか
宮内達也
中島歩
フルタジュン
STAFF
照明:向井智子
音響:前田真宏
音響プラン:水野裕
音楽:平野智子/横田寛之
WEB:砂川俊輔(株式会社ダイスクリエイティブ)
写真:高木美里
宣伝美術:山下隼太郎
舞台美術:泉真
衣装協力:清水久子
監修:田中ソウ
演出助手:竹内里沙
PV監督:竹内里沙
制作:和田宜之/三村大作/中村加奈
企画・製作:劇団フルタ丸
今から10年前。観る芝居観る芝居、「全部つまんねぇわ!」とか言って、自分の才能を信じまくってました。
いよいよその気持ちがパンパンになった所で、大学内で活動していたある演劇サークルを半ば乗っ取って、
劇団フルタ丸を立ち上げました。
2002年の夏のことです。
活動を始めると、なぜか学生課からは「宗教団体なんでしょ?」という謂れのないレッテルを貼られ、僕らの健全な演劇活動が阻まれたりもしました。
しかし、なんとか実現させた5回の公演を経て、フルタ丸という劇団を続けることを決意。
大学を卒業する時、一緒に劇団を続けると言ってくれた竹原じむと星野祐介という2人がいて、僕は彼らを少しでも安心させようと思い1枚の紙を渡しました。
●26歳 本田劇場
●28歳 パルコ劇場
●30歳 ブロードウェイ
そこには、年齢と目標劇場がズラッと書いてありました。
僕も真顔で「フルタ丸はこうなって行くから」とか言ってたし、当時は叶うだろうと思っていたんです。
ブロードウェイとかもギャグじゃなく思っていた節がありました。
今、僕は31歳です。あの時の目標は全て叶えられませんでした。
ちゃんちゃらおかしい結末です。
もしも劇団を立ち上げる直前の自分、今の冷静な自分が言葉をかけてあげられるのなら、こう言いたいです。
「10年後、お前の根拠のない自信は根拠がないままです。でも、まだ失っちゃいねぇよ」
本日はご来場いただきありがとうございます。楽しんで帰ってください。
劇団フルタ丸です。