「寂しい時だけでいいから」終演

走馬灯のような、幻想のような、

そんな一週間だった。

思い入れのある作品だった。

久しぶりの主演だというだけでなく、

これは紛れもなく皆んなで作り上げた作品だったから。

正直に言うね、

僕自身、芝居が完成したのは劇場でのリハーサル(ゲネプロ)だった。

もちろん怠けていたわけではなく、いつも以上に頑張ってきたのだけど、リハーサルでの映像を見て激しく修正した。

こんなにもみんなに頑張らせてしまっていたのかと実感した。

こんなにもみんなに支えられていたんだって。

変えたら途端に沢山のシーンがイキイキし始めて。

そして日替わり出演者の皆さんのパワー。

それが相乗効果でエネルギーは高まっていった。

感謝しかない。

それにしても、

本当、トキオがやれて幸せだった。

マッチの最後の一本を擦った後、

窓外から見る家族の団欒の景色をみんなにも見せてあげたい。

その光景は、それはもう愛おしくて。

今目の前にある全ては本当に有難い。

有ることが難しい。

それだけで貴重なんだと、

トキオははっきり実感した。

永遠はないけれど、

あの一瞬は永遠なんだって思える。

僕はトキオのようにそんな一瞬を重ねて生きていきたい。

あ、

生ビール3杯とハイボール1杯飲んでた。

だから、

こんなにもクサいこと語ってんのかな。

ま、トキオをやったんだから、それぐらいいっか。

明日がもうそろそろ始まる。

6月4日が始まる。

もうすぐ新しい一日が始まる。

こんなに終わってほしくない日があるなんて。

そんな想いを胸に、

眠りにつき、

明日を始める。

笑顔で。

ご来場誠にありがとうございました。

走馬灯のような一週間の写真とともに、

「寂しい時だけでいいから」よ、

さようなら。

初日、松尾英太郎さん(佐矢香の浮気?相手)

初日にいきなりの爆発!!!

金魚持ってきていて、爆笑しました。

さすが、劇団スパイスガーデン、松尾英太郎兄さん!!カッコええし面白い、最強。

2日目、里村孝雄さん(トキオのお爺ちゃん、大きいじいじ)

リフティング、本当どこにいくのか??

一緒にハラハラしながら楽しませて頂きました。名優は目ではなく魂で語ってました。

伝承とはまさにこの事。

3日目、大勝かおりさん(姉貴、田中塚歌劇団、泥組、大地和麗流)

ぶっ飛んでる姉貴。だけど、幼い頃の想いを大切にするとても温かく愛情のある姉貴。

想いを込めて弟にパスしてくださいました。

大勝かおり、ここにあり!でした!!

3日目の夜、劇場のビルにあるWIRED HOTELで泊まった時に出会った韓国から来ていたみんな(左から、パク・サンフン、俺、キム・ジョンイン、ヤン・ドンフォ)

獺祭、ご馳走さまー!最高の夜だったよ。

4日目、インコさん(ホームステイに来ていたエリック。実家は寿司屋)

スタンドアップコメディを見て憧れていた人と同じ板に立てるとは、感激。

ピーン!が良く似合うアイデアマン。

そっとトキオの背中を押して下さいました。

そして、最終日。

ラビット番長、西川智宏パパ。

なんだかんだで同じシーンでの共演は初!

しかもガッツリ2人芝居。幸せだったぁ。

空き巣の黒川さんから憧れられて、トキオは勇気をもらう。

西川さんの芝居ではしゃぐ姿は素敵すぎ!

と、まぁ

その他にも語り尽くせないくらいの思い出がありながら、

あっという間の一週間。

とても幸せでした。

観に来てくれた皆さん、

劇場、舞台空間を作ってくださったオールスタッフの皆さん、

絶大なパワーを与えて下さった日替わり出演者の皆さん、

そして、

メンバーのみんな、

本当にありがとうこざいました。

これからもみんなで

(もちろん観に来て下さった皆さんも含めてですよ)

面白いものを作っていきましょう。

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