稽古9日目。

今回、固定稽古場を借りている日が数日ある。
先日、その稽古場に壁で仕切られるスキマを見つけた。

入ってみた。
一畳にも満たないその空間に入って、壁でふさいだ。
密室が生まれた。
セリフを憶えてみると、驚くほど憶えられた。

まぎれもなく精神と時の部屋だった。
僕はすぐにメンバーに薦めた。

というわけで、フルタ丸は稽古をしている。
最後までの動きをさらい、シーンを一つ一つ作っている。
まだ全体の流れはバラバラだ。
シーンを組み立て、つなげ、そこに太い大動脈をうねらせる。

まだ時間は掛かるが、作品の方向性であったり、ポイントは共有しているのであまり心配してない。
それよりか、一つ一つを追及して、個の魅力を高ぶらせ、フルタ丸の志向を自問自答できるか。
専らの焦点は、そっちかもしれない。

僕も自問自答しながらやっているし、メンバーもそうだろう。
劇団にとって、今回の作品の位置づけは大きい。
ターニングポイントになる。

それは稽古場でふざけていても思う。

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劇団フルタ丸 2018年本公演
『寂しい時だけでいいから』

日程:5月30日(水)~6月3日(日)
会場:浅草九劇

チケットのご予約は⇒コチラから

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