4月23日(月)
稽古開始から1週間。
台本をもらって、今回はいつもよりじっくり本を味わい尽くそうと思っている。
今月の頭に参加した俳優のための脚本読解のワークショップがとても活きている。
登場人物は常に誰かと対立している。人だけでなく、空間や物も。その反応の中にその人物の人生があり判断があり決断がある。
瞬間的な感覚的なものだけど、人は瞬時にそうやって動いている。その一つ一つを丁寧に追っている。
ざっと言うと、稽古はいい感じで進んでます!
さて、
今週のリレーブログのテーマは
「住宅展示場について」。
ということなんだけど、僕自身そんなに住宅展示場に行ったことがない。そりゃそうだ、僕はまだマイホームを持とうとしていないのだから。マイホームを買う予定などない。
ただ、トレーラーハウスをつくりたいという夢は持っている。憧れは海外の3LDKくらいのだだっ広い1Rに住んでみたい。
マイホームを買う予定もない僕にも、
マイホームに対しての夢や憧れはあるようだ。
住宅展示場はいわばディズニーランドのような場所かもしれない。
色んな人達の夢や憧れが具現化された虚構の街。住む家ではなく観る家が立ち並んだあの街に皆んな夢を抱いて訪れるのだ。
家族と共にどんな日々を過ごしていきたいか?どんな朝と夜を迎えるのか?
その羨望の眼差しはまるで子供がディズニーランドに入った時のような気分なのだろう。
夜になり訪れる人々やハウスメーカーの職員の方々も帰るその時、虚構の街の灯りも消える。
虚構の街に人がいなくなるとそこはいよいよ本格的に虚構の街となる。誰もいない、何も起こらない。
以前、夜中に近所の住宅展示場の前を通った時、あの虚構に対しての恐怖感があった。
別に幽霊が出そうとかじゃなく、あるべき所にあるべき物がない。家に人がいない。
この違和感にゾクゾクすると同時に変なワクワク感もあった。
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劇団フルタ丸 2018年本公演
『寂しい時だけでいいから』
日程:5月30日(水)~6月3日(日)
会場:浅草九劇
チケットのご予約は⇒コチラから
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暗くなった住宅展示場で感じたゾクゾクワクワク感、私は今回の公演のCMで感じました。
ただし、逆に“あってはいけないモノがある”という状況ですが。
「いい感じで進んでます」
宮内くんのこの言葉を支えにする一週間でした。
マイホームという大きな家が欲しいというより、自分の城が欲しいんですかね??
自分の好きなモノばかりを集めた夢の秘密基地みたいな場所。
いつか実現できますように。