こんばんわ。
フルタです。

ここ最近は、来週末に本番を控えた「虎の館」に全てを注ぎ込んでます。
ずっと温め、心底創りたいと思っていた二人芝居。
これが今、僕のできうる全てです。
お越し下さる皆様にとって、特別なものにしたいと思ってます。
いつもとは変わった町、変わった場所で上演を行います。
どうぞお越し下さい。

リレーブログ「受験のメモリー」。
僕は浪人して大学を受けました。

あの時、受験勉強で覚えた英単語や年号はとっくに忘れてしまったけど、予備校に向かう時にMDで聴いていた「ブルーハーツ」と、なぜか急に読み始めた「ノルウェイの森」と、再放送ドラマ「ビーチ・ボーイズ」の広末涼子の笑顔、毎週楽しみにしていたバラエティ企画「未来日記」。

そのへんのことは全てはっきりと憶えてる。

今思えば、ずいぶん救われたんです。そういったエンタメに。
だから、忘れられないんでしょうね。

いつか僕も何かそういうのを創る人になりたいなーと漠然と思うようになったのは、その浪人時代にありました。

あと憶えているのは、受験の手続きで高校に行った日のこと。
卒業して1年。
冬の寒い日、浪人生という後ろめたい気分のまま高校に行き、受験票をあれこれしている内に僕が受けようと思っていた明治大学の文学部に学科と専攻があることがわかった。

「おい、古田。これ、選ばなあかんぞ」

確か、先生にそう言われて気付いたぐらい無頓着だった。どうやら受験する段階で、すでに学科と専攻まで決めて受験しなければならないらしい。
大学で何を専攻したいか、そんなこと何も考えていなかった僕は、10個くらい並んでいる選択肢からテキトーに「演劇学専攻」を選んで受験した。
あの頃は演劇への興味はゼロで、演劇をやろうなんてことはまるで思ってなかった。
それでも、なぜか選んでしまった。でも、あの瞬間、一瞬で決めた。あれは直観なんていうカッコイイものでもなかった。あまりになんとなくだ。

 

今、こういうことになっている。

 

不思議だね、人生っていうやつは。

 

<文・フルタジュン>


★最強の二人芝居プロジェクト「虎の館」★

2014年から始動した二人芝居が、ついに上演決定!

作・演出:フルタジュン

出演:山田伊久磨/清水洋介

日時:2月27日(土)14時/17時

     28日(日)13時/16時

会場:都内某所(ご予約頂いた方にのみご連絡)

チケット料金:2,500円

「虎の館」特設サイト

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